• "住所"(/)
ツイート シェア
  1. 静岡市議会 2022-10-06
    令和4年 企業消防委員会 本文 2022-10-06


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時開議 ◯安竹委員長 昨日に引き続き、企業消防委員会を開きます。  なお、本日、天野委員から欠席届が提出されておりますので、御承知おきください。      ────────────────────────────── 2 ◯安竹委員長 初めに、このたび、台風15号の被害に遭われた方々に心よりお見舞いを申し上げます。また、災害復旧に全力で当たっておられる当局の皆さんに対し、深く感謝を申し上げます。      ────────────────────────────── 3 ◯安竹委員長 本日は上下水道局所管分の決算2件、議案4件の審査を行います。また、台風15号の被災状況等についての報告のほか報告事項が2件ございます。  審査に先立ち、委員皆さん説明員皆さんに申し上げます。  委員会記録作成の関係から、発言の際は必ずマイクを使用して発言されるようお願いいたします。  また、新型コロナウイルス感染症予防のため、発言の際にもマスクは着用のままとし、換気のために窓を開けたままにしております。よろしく御承知おきください。      ────────────────────────────── 4 ◯安竹委員長 それでは初めに、台風15号の被災状況等について、当局の報告を聞くことといたします。 5 ◯榊原上下水道局次長 私からは、さきの台風15号の大雨等による被害状況等につきまして御報告させていただきます。  まず、報告に先立ち、台風15号により被災された市民の皆様におかれましては、お見舞いを申し上げます。また、清水区をはじめとする多くの地区で断水が生じ、不便な生活を余儀なくされた皆様には大変申し訳なく思っております。  この後、お手元の資料に基づきまして御説明させていただきますが、この資料は、昨日10月5日時点でまとめたもので、今この時期においても、和田島ブロック北地区──穴原、小河内になりますが、こちらの断水を1分でも早く解消すべく、当局をはじめとする職員等復旧作業に全力を挙げております。その状況によりましては、記載している数値が変わることがありますので、あらかじめ御了承ください。  それでは初めに、水道部所管分から御説明いたします。  お手元の資料、台風15号の大雨等による被害状況についての1ページを御覧ください。  まず1、葵区、駿河区における水道施設被害状況です。  門屋浄水場ほか主要施設は、非常用自家発電施設の稼働によりまして、9月24日土曜日の停電時におきましても正常に稼働し、各戸への配水ができておりました。  一方で、非常用自家発電施設のない一部の水道施設におきましては、停電による断水が発生いたしましたが、停電解消後は通常どおり水道が使用できております。
     なお、大沢簡易水道長熊簡易水道では、水の濁りが強く、浄水処理や配水ができず、最長で9月30日金曜日まで断水が続いておりましたが、こちらも現在は通常どおり水道が使用できている状態となっております。  次に、下段の2、清水区における水道施設被害状況についてです。  興津川承元寺取水口、また宮嶋橋水管橋の落橋の記事となります。既に委員の皆様には御承知のことと思いますので、この部分につきましては、割愛させていただきます。  裏面、2ページをお願いいたします。  こちらは、清水区の水道施設の被害や断水状況についての記事でございます。  まず1、断水エリア、2、断水戸数ですけれども、9月23日金曜日の夜から24日土曜日の未明にかけての記録的な大雨により、蒲原、由比地区を除く清水区のほぼ全域の約6万3,000戸で断水が生じました。  3の原因ですけれども、1つは興津川の水かさが増したことにより土砂や流木が流れ込み、承元寺取水口からの取水が困難となったこと。もう1つは、宮嶋橋水管橋の落橋により、和田島配水池からの配水が困難となったことでございます。  中段以降の4、復旧状況でございますが、(1)の承元寺取水口は、別紙資料カラー資料の3枚目にございます。別紙2)と右肩に書いてございますが、そこの平面図、右下の写真の2段目、被災後と記載がございます。ここにあるとおり、土砂や流木が取水口に覆いかぶさっている状況から、その下の写真、撤去後のとおり、委託業者による流木等の撤去、その後の陸上自衛隊様の支援により27日火曜日の深夜24時には土砂や流木が撤去され、原状回復した写真でございます。  昨日10月5日水曜日の午前8時現在では、また、こちらの資料にお戻りいただきますが、2ページの表、最下段に記載のとおり、取水量は平時の80%程度、時間当たり約3,000トンとなっております。  このように、承元寺取水口からの取水が順調に回復してきておりますが、ここに至るまで、不足する水量を確保するために、国土交通省関東地方整備局様及び静岡県企業局様の寛大な御配慮による工業用水融通措置もございました。この工業用水につきましては、清水区の断水について、第14報でお知らせしておりますとおり、10月3日をもって受水を終了しております。  この場を借りまして、改めて感謝いたします。  続いて、3ページを御覧ください。  上段(2)宮嶋橋水管橋復旧状況についてです。  これも別紙3)の資料と併せて御覧いただければと思います。  こちらの平面図のとおり、今月1日に仮配管の設置を完了しております。  なお、被災前、被災後の様子は別紙3)の資料にある写真のとおりでございます。  次に、また元の資料にお戻りいただきまして、5、断水解消経過についてです。  資料の表に記載されておりますとおり、最大約6万3,000戸あった断水は、最上段の1、巴川ブロックの9月28日17時の飲用開始を皮切りに、昨日10月5日には9番の和田島ブロック南地区西地区まで飲用開始となっております。しかしながら、いまだ和田島ブロック北地区の600戸の皆様には飲用開始の状態にはなっておりません。  冒頭、申し上げましたが、現在、水道組合様等の御協力を得ながら、本局水道事務所水質管理課職員が中心となり、必死で頑張っております。  本日中の飲用開始が待ち遠しいと思っております。  今回の断水解消のために便宜上、各ブロック、地区というような名称をつけておりますが、これらの状況は、カラー資料の1枚目ですね。別紙1)-1、これは主に清水区市街を中心としたものでございます。  1枚おめくりいただき、別紙1)-2は、和田島ブロックを中心としたものを表記しておりまして、また詳しくは後ほど御覧いただければと思います。  なお、この地図の青線で囲ってある部分につきましては、既に断水が解消されているというような区別となっております。  最後に、もう1度、資料にお戻りいただきまして、6番の給水拠点についてでございます。  給水拠点につきましては、恐れ入ります。カラー資料の一番後ろ、右肩に別紙4)と書いてある資料でございます。そちらを御覧ください。  これは、給水拠点における受援の概要をまとめた資料になります。  まず、上段では、時系列と表記してございます。清水区での大規模な断水を確知後、24日土曜日当日の午前10時20分には、日本水道協会静岡県支部内の正規会員であります県内の水道事業体に対しまして応援要請を行っております。その後、同じ24日の13時30分には、日本水道協会中部地方支部である愛知県、岐阜県及び三重県にも支援をお願いする連絡をしております。  そのほか、表の右欄、所属という欄に個別応援、例えば、表の所属の7段目以降にございますけれども、吹田市様、千葉県企業局様、倉敷市様、相馬市様、甲府市様、富士川町様、また、「19大都市水道局災害相互応援に関する覚書」締結都市と記載がある川崎市様、さいたま市様、熊本市様、神戸市様、東京都様、福岡市様にも応援を要請、その後の御支援もいただいております。  その結果、中段のまとめに記載のとおり、全国各地の56の水道事業体給水車等延べ313台、職員延べ661人の御支援をいただきまして、清水区内最大では41か所の給水拠点での給水活動等に従事していただきました。  また、このほか、参考に記載のとおり、海上保安庁様、国土交通省様、陸上自衛隊様、航空自衛隊様からも強力な御支援をいただきました。  このように、多くの皆様から、この短時間では語り尽くせないほどの御支援、御協力、励ましなどをいただきました。この場をお借りしまして、改めて感謝申し上げる次第でございます。  以上で水道部所管分の説明を終わらせていただきます。  次に、下水道部所管分についてですけれども、こちらにつきましては、資料はございません。口頭での御説明となります。御了承ください。  まず、下水道管施設の被害についてですが、下水道管では、葵区で10か所のマンホールポンプが停電により停止いたしましたが、応急対応を行いました。その後、復電したことにより市民生活に影響するまでには至っておりません。  また、中島浄化センター付近マンホールが破損いたしましたが、現在は復旧が完了しております。  浄化センターポンプ場などの施設では、汚水処理施設汚水処理運転管理に必要な機器が水没により損傷するなどの被害を受けましたが、応急対応により通常の運転管理ができております。  今後は、代替機器等で対応しているものにつきまして、早期の復旧を行ってまいります。  次に、浸水被害ですが、今回の降雨は巴川上流域である葵区平山で時間雨量93ミリ、駿河区曲金で時間雨量107ミリ、清水区能島で時間雨量93ミリを記録するなど、下水道整備水準である時間雨量67ミリをはるかに超える降雨でございました。  このため、現在進めております浸水対策推進プランにおいて、下水道部が所管する25地区のうち、整備が完了している8地区を含め17地区で、多くの床上・床下浸水を確認しております。  その他の地区については、現在調査中でございます。  下水道部の御説明は以上でございます。  以上で上下水道局の報告を終わらせていただきます。  大変失礼しましまた。  訂正を1つさせていただきます。  最後の下水道部の報告のところでございます。  現在進めております浸水対策推進プランにおいて、下水道部が所管する「25地区」と申し上げたところでございますが、「26地区」の誤りでございました。おわびして訂正をお願いできればと思います。失礼しました。 6 ◯安竹委員長 ただいまの報告に対し、質疑等はございませんか。 7 ◯高木委員 自民党、高木でございます。  多くの市民の皆様に多大なる御迷惑をおかけしたことにつきましては、私ども議員としても、大変申し訳なく思っております。今後、対応をしっかりやっていきたいと考えております。また、この間、昼夜を問わず、復旧に頑張って取り組んでいただきました職員の皆様には大変感謝申し上げます。そして、自衛隊国交省、県をはじめ他市から多くの支援をいただいたということに重ねて感謝を申し上げたいと思います。  今回の災害を教訓にして、災害に強いまちづくりに一致団結して取り組んでいただくよう要望しまして、私の意見を終わります。 8 ◯長沼委員 2点ほど質問させてください。  こちら報告にもあったんですけれども、27日火曜日の19時頃から自衛隊による承元寺取水口施設土砂等撤去作業が始まったというふうに認識しております。私は、同日の2時間ほど前の17時頃、委員長も同席しておりましたけれども、現地を視察させていただきました。そのときに24時間体制で作業をすると。まだかなり土砂も残っていたように記憶しております。手作業で掘らなければいけないというふうにお聞きしましたが、その後、24時間体制というので、1日ぐらいかかるのかなと想定していたんですけれども、未明のうちに、5時間ほどで作業が終わったということを聞きまして、非常に驚きました。第6報なんかと比べますと、実際に通水開始になったのが、三保ブロックなどでは少し前倒しになったのかなと認識しているんですが、自衛隊の活動によって、この通水開始営業開始日、これが前倒しになったとか、そういった事実はございますでしょうか。 9 ◯榊原上下水道局次長 台風が襲ってから、すぐさま現場──承元寺取水口付近谷津浄水場の職員が向かっております。そのときの状況では、流木がかなり取水口に覆いかぶさっている状況で、中の状況の確認はまだできない状態でございました。  まずは、その流木等を除去しなければならないということでしたけれども、かなりの水量がまだございましたので、水量がある程度収まってから、重機を持ってやっていこうという算段でおりまして、そこからおおむね24時間というような推測でおりました。中はまだ分かりませんでしたので、24時間というのも正確なものではないかもしれませんけれども、流木等は、業者と職員が手作業で取ったところ、取水口の奥のところは人の手でなければ土砂等を掃き切れない、重機ではできませんでしたので、そこで自衛隊様に協力をお願いしたところです。  自衛隊様の強力な支援によりまして、当初、24時間ともくろんでいたところが5時間ほどで完了しまして、取水口の流木、土砂等が速やかに掃き切れたというところでは、その御協力も早めの断水解消に至った1つの要因になろうかと考えております。 10 ◯長沼委員 分かりました。ありがとうございます。  もう1点、お願いします。  今後の防災対策に係るところで、少し仮定の話ではあるんですけれども、承元寺取水口は毎日、日量で6万トンとか8万トンとか、清水区の8割程度とかなり取水していると思います。表流水の取水場で、やはり災害──地震とか水害には少しリスクがあるのかなと認識しております。例えば今後、興津川水系興津川水系に限らずですけれども、伏流水地下水の活用、葵区、駿河区では伏流水を、門屋でかなり大量に取水しておりますが、そういったことというのは、大変お金がかかることではあると思いますが、有効ではあるのでしょうか。そこだけちょっと御認識いただければと思います。 11 ◯榊原上下水道局次長 今回の台風の被害によりまして、清水区民の皆様の主要な取水口であります承元寺取水口が被災したことによりまして断水した。それは、取水口が1か所ということがちょっとネックになっているんだと思います。  先ほど伏流水というような御発言がございましたが、やはり地形的なものでは、清水区興津川にはちょっと伏流水というところはなかなか難しいかなと思っております。あと八木間のところにポンプが、井戸ですね、そういったものもございますが、それで全てを賄えるとは言い切れません。やはり今回の災害を受けまして、いろいろな取水のパターンを今後、検討していかなければならないと承知はしておりますが、やはりそこは地形的な問題が一番大きな課題となっております。  事が終息した暁には、様々な観点から、今回のそのようなリスクも想定したところで取水源を、もっといろいろと頭を柔らかくして、取水源が確保できるよう研究してまいりたいと思っております。 12 ◯長沼委員 ありがとうございます。  1つですね。先週も土曜日に興津で行われている応急給水場を視察させていただきまして、そのときにも榊原次長にお話しさせていただきました。本当にたくさんの方が作業されていてお疲れだったと思いますが、私が、ぜひ休めるときに休んでくださいというふうに申し上げましたら、多くの職員はもっと全然休んでいませんよと、そういった言葉いただきまして、私も浅はかさを反省するとともに、本当に日夜、長時間にわたり、1日でも1時間でも早い復旧のために努力してくださった水道局の職員の皆様、業者の皆様に、そして、関係者の皆様に本当に心から敬意を表して御礼を申し上げます。ありがとうございました。 13 ◯長島委員 公明党、長島です。  私からも、改めて今回の被災に遭われた皆様にお見舞いを申し上げたいと思います。また、日夜問わず、復旧作業に当たられている皆様にも敬意を表したいと思っております。  1点だけちょっと確認させていただきたいと思います。  被害状況についての1、葵区、駿河区における水道施設被害状況についてで、先ほど次長から御説明していただきましたけれども、非常用自家発電施設のない一部の水道施設については断水が発生して、停電の復旧をもって断水が解消されたということでございました。一部の水道施設というのは、実際どのぐらいあるのかというのを確認させていただきたいのと、あと実際に、停電したとき、今回、一番長くて12時間停電したと思うんですけども、停電したときに、その非常用発電がある施設ではどのぐらいの時間、その発電機で対応できるのか、その点だけ確認させていただきたいと思います。 14 ◯稲葉水道施設課長 非常用自家発電装置ですけれど、自然流下で水を配っているところについては、そこまでのものが必要ない施設もありますので、全部が全部必要というわけではありません。ついている施設については、今、主には主要施設についています。  時間については24時間を目安に一応稼働できるような形になっています。 15 ◯小山委員 志政会、小山です。  改めまして、水道局皆さん、本当に今日まで大変お疲れさまでした。復旧作業、どうもありがとうございました。  質問は2点です。  まず、和田島の配水池からの水が止まったということですけれども、和田島配水池へ供給されるための水の取水口というのは、興津川のどこかにあるんじゃないかなと思っているんですけれども、その辺は被害がなくて無事だったということで、そこは承元寺取水口のように流木が来たり、取り込むことには支障がなかったのでしょうか、というのが1点です。  2点目は、宮嶋橋に仮設の配管が設置されますけれども、崩落前は川の上流側にあった配管が脱落したということになっています。この写真を拝見すると、新たな仮設管も橋の上流側に設置されているように見えるんですけれども、ただ橋の何というんですかね、橋のコンクリートのブロックの内側にあるように思うんですけれども、その認識でよろしいかどうか、お聞きしたいです。 16 ◯稲葉水道施設課長 和田島配水池取水については、特に被害はなく、送れる状態で取水ができています。 17 ◯藤田水道基盤整備課長 宮嶋橋仮設管については、橋の上の上流側についている、道路の宮嶋橋の上に乗っかった状態になっています。 18 ◯安竹委員長 よろしいですか。  上下水道局次長にお願いしておきますが、先ほど下水道関係の説明がありましたが、全く資料がなかったんですけれども、資料は用意できない内容なんですか。それとも、簡単に用意できるものなんですか。資料があったら後ほどで結構ですので、各委員に配布していただきたい。私から要望しておきます。  それでは、質疑はこれで終わらせていただきます。  台風15号の被災状況等についての報告は以上となります。      ────────────────────────────── 19 ◯安竹委員長 次に、認定第17号令和3年度静岡市水道事業会計決算の認定についての訂正について、発言を求められておりますので、これを許可いたします。 20 ◯榊原上下水道局次長 お手元に配布いたしました認定第17号の訂正についてを御覧ください。  こちらは、当方の確認不足により、令和4年9月9日に提出させていただきました認定第17号令和3年度静岡市水道事業会計決算の認定についての一部に誤表記がございました。記載のとおり、訂正くださるようお願いいたします。  また、10月11日の議会運営委員会及び10月12日の本会議において、訂正の内容を説明させていただきたいと考えております。大変申し訳ございませんでした。よろしくお願いいたします。 21 ◯安竹委員長 本件は10月12日の本会議で承認すべき案件ですが、本日の委員会では申出のあった訂正が承認される前提で審査していただきたいと思います。      ────────────────────────────── 22 ◯安竹委員長 次に、決算審査に入ります。  決算認定議案の認定第17号、第18号及び決算関係議案の議案第145号、第146号の4件を一括議題といたします。  審査順序といたしましては、全ての案件について当局からの説明を聞いた後、質疑に入ります。その後、討論と併せて要望・意見を述べていただき、採決を行います。  なお、特に反対の立場での討論がない場合の採決は、簡易採決で行いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、当局の説明をお願いいたします。             〔当局説明〕 23 ◯安竹委員長 ただいまの説明に対し、質疑に入ります。  発言の際には、議案書の番号、ページ数、項目等を述べていただくようお願いいたします。  それでは、質疑がありましたらどうぞ。 24 ◯高木委員 事務事業総点検表373ページ、ナンバー14、水道基盤整備課の水道施設の更新についてお伺いします。  今般の災害において大きな注目を浴びました承元寺取水口は、中長期更新計画の中に入っていたのかどうか。入っているならば、何年度の更新予定になっていたか、教えてください。 25 ◯藤田水道基盤整備課長 承元寺取水口につきましては、中長期更新計画の中に位置づけております。予定としましては、令和17年度から施設の更新を実施する予定となっております。 26 ◯高木委員 令和17年度から更新の予定だということは、まだまだ先、13年向こうということなんですけれども、今回、被災を受けたことで、前倒しで更新ということになるのかどうなのか。あるいは、修繕で終わってしまうのかということと、随分先の話ですけれども、この更新が行われていたとすると、今回の事故は発生していなかったのかどうなのか。想定の話ですけれども、分かりましたらお願いします。
    27 ◯藤田水道基盤整備課長 2点についてお答えします。  まず1点目、時期の話ですけど、承元寺取水口から谷津浄水場まで水を流す導水管というものがありますが、そこの老朽化がやっぱり著しいということで、順次整備を行っております。その整備の状況によりますが、現時点では17年度からということで予定しているところであります。  2点目ですが、この更新計画につきましては、施設の老朽化等に対する更新になります。今回の被害は、想定を上回る大雨、さらに増水によって上流から流木とか土砂が流れ込んできてしまったという状況でありますので、仮に施設が更新してあったとしても、今回の被害がなかったとは言い切れない状態です。 28 ◯高木委員 更新されても防げないよということになってしまうと、何か残念だなと思いますが、後で意見・要望として言わせてもらいます。  もう1つの質問に入ります。  事務事業総点検表367ページをお願いします。  左側のナンバー5、下水道計画課の雨水総合排水計画の更新についてでございます。  令和3年度に中期計画地区を作成し、令和4年度長期計画地区を策定するとなっていますが、今般、水害のひどかった横砂地区、ちなみに自治会集計では、111戸が床上浸水、七夕豪雨以上の浸水高になったとのことでありますけども、この横砂地区は、この計画の中に含まれているのかどうか。仮に含まれているとすれば、何年頃から整備が行われるか、教えてください。 29 ◯大石下水道計画課長 委員のお尋ねの横砂地区につきましては、今進めています雨水総合排水計画の更新においては、中期計画地区と長期計画地区に含まれています。  次に、整備時期につきましては、今回の台風15号では、現在進めている浸水対策推進プランにおける対策未整備地区においても、大きな被害を確認しておりますので、まず、この地区の対策を進め、その後、令和13年度以降に中期計画地区、長期計画地区と進めていく予定でございます。 30 ◯高木委員 この計画も令和13年以降ということで、10年近くたたなければ整備がなされていかないということなんですけれども、例えば、巴川地区と並行して実施するなど早期に対策していただくことはできないものなのでしょうか、伺います。 31 ◯大石下水道計画課長 まず、やはり現在、進めている浸水対策推進プランの対策未整備地区の早期完成に努めていきたいと考えております。  あわせて、今回の台風15号による被害を受けて、雨水総合排水計画における中長期計画地区についても、浸水被害状況や浸水要因の検証を行いまして、関係部局とも連携し、対策優先順位や対策手法などの再検討を進め、現行プラン完了後、早期の浸水被害軽減につなげていきたいと考えておるところでございます。 32 ◯山本委員 自民党の山本です。よろしくお願いします。  私は1点だけ。議案集7)令和3年度静岡市公営企業会計決算審査意見書75ページになります。  「高橋雨水ポンプ場についても、令和4年7月末に稼働を開始しており、今後は浸水被害の軽減効果が期待されるとのことである。」とあるんですけれども、今回の台風15号を含めて、その後のポンプ場の稼働について教えていただきたいと思います。お願いいたします。 33 ◯石原下水道建設課長 高橋雨水ポンプ場につきましては、本年の7月30日よりポンプが稼働できる状態となっております。稼働状況につきましては、8月13日の台風8号による大雨の際、ポンプ1台が12時頃と15時頃の2回稼働しております。その後、浸水の情報がなかったことから、浸水対策の軽減に対して効果があったものと考えております。  しかし、先日の台風15号による大雨の際、ポンプ3台全てが稼働しましたが、下水道整備水準である時間雨量67ミリを上回る雨量が、直近の能島の観測所で93ミリ、84ミリと2時間続けて観測されております。  さらには、合流先の山原川やその先の巴川が溢水するおそれがある水位に達したため、ポンプを停止し、結果として床上・床下の浸水被害が発生いたしました。  今回は整備水準を上回る雨、また放流先の河川の溢水などが重なり、被害を防ぐことができませんでした。  今回のことを踏まえ、ポンプの運転など少しでも被害を軽減できる対策がないか、放流先河川の管理者である県とも、改めて協議しながら被害の軽減に努めてまいりたいと思っております。 34 ◯長沼委員 創生静岡です。質問させていただきます。  まず、上水道のほうからです。  事務事業総点検表の373ページ、ナンバー16です。  本市の上水道なんですけれども、有収率という数字がございます。これが、全国平均よりもかなり低いというふうに認識しております。政令市等の平均では94%前後でございますが、本市は令和3年度で82.9%という有収率となっています。年々有収率も下がっている、漏水等がかなり増えてきていると。漏水というか無効水量ですね。漏水等の無効水量が増えてきているということでございますが、このことを踏まえまして、水道管の漏水対策についてどのように考えているか。また、今後の課題解決に向けた取組をお教えください。 35 ◯瀧戸水道維持担当課長 水道管の漏水対策としての取組についてですが、令和3年度に行いました主な取組は2点ございます。  1点目は、漏水調査の業務内容の変更になります。水道管の漏水対策として行っています漏水調査は、漏水調査実施計画に基づき給水区域を20地区に分け、各地区の管路老朽度と漏水発生の頻度から調査周期を1年から3年と定め、対象となる地区の漏水調査を行ってきました。  今までの漏水調査では、配水管と家庭内に引き込む給水管の調査を行ってきましたが、令和3年度は、より大きな漏水を発見することを目的に配水管を主体に漏水調査を約2,200キロメートル実施しました。  なお、漏水調査で発見されました配水管での漏水50件、給水管では漏水198件、合計248件の漏水は、令和3年度中に修繕を完了しております。  令和4年度の漏水調査も、令和3年度同様、大きな漏水を発見することを目的に、配水管を主体にした漏水調査を現在実施しておるところでございます。  2点目は、検針業務の検針員や、メーター検定満期取替え等業務を行う水道事業者から水道メーター付近での漏水を疑う情報をいただき、職員が現地調査を行い、漏水修繕等を実施しました。  今後の課題についてですが、交通量の多い水道管の埋設箇所では、通行車両の走行音、工場などの周辺では機械モーター音、また、従来の漏水調査においても、漏水疑似音等で、漏水探知機などを使った人の耳に頼る調査だけでは漏水箇所の特定に限界があることが課題となっております。  課題解決に向けての取組ですけれども、新たな漏水調査方法を検討し、従来の漏水調査との併用を図り、引き続き水道管の漏水対策を進めてまいります。 36 ◯長沼委員 交通量が多かったり、工場が近かったりするところ、音が大きいと人の耳でふだんはやっているということなんでしょうか。一応確認です。  あと、新たな漏水調査の方法というお話がございましたけれども、今、実際にはやっていないことを含めまして、どういったやり方があり得るのかということもちょっとコメントいただければと思います。 37 ◯瀧戸水道維持担当課長 すみません。1点目の質問ですが、もう一度お聞かせいただいてもよろしいですか。 38 ◯長沼委員 人間の耳で確認しているんでしょうか。 39 ◯瀧戸水道維持担当課長 聴診器のような大きな機械を使って、熟練の調査員が実際に耳で音を判断して調査を行っております。  新たな漏水調査の方法ですけれども、現在、監視型の漏水調査というものの導入を検討しています。この調査方法ですけれども、仕切弁とか消火栓に監視型の調査機器を設置しまして、その機器が深夜の比較的水道の使用量の少ない時間帯に収集した漏水音を、一定の期間で定期的にパトロールを行うといった調査方法となります。  この監視型漏水調査の利点としましては、路面音調調査のように、全管路上を調査員が歩いて調査する必要がなく、漏水疑似音の反応が出た管路の路線を特定調査するだけになるため、効率がいいと考えております。 40 ◯長沼委員 ありがとうございます。  下水道部についてもお尋ねします。  議案集7)の決算審査意見書の76ページです。  結びのところに記載があるんですけれども、入札不調対策についてというのがございます。今、各局、本市の事業、様々なところで原料高ですとか、価格の高騰ということがあって、非常に入札不調等も頻発していると思いますけれども、本市の下水道部にあっては、入札不調については様々な対策を講じることにより、これを防ぐことができたことは評価すべきことと考えられるという記載がございます。今後、建設資材の価格高騰等による入札執行への影響が懸念されるという記載もございますが、現時点での影響と今後の見通しについてお答えください。 41 ◯戸塚下水道施設課長 私からは、下水道施設課、それから、下水道維持課の工事の立ち上げについて説明させていただきます。  令和4年9月末時点で、下水道管の耐震化、改築工事の発注件数は8件、下水道施設の改築工事の発注件数は3件です。うち、2件において応札者がおらず、入札不調となりましたけれども、これについては、複数の業者へ聞き取りを行う等、調査をいたしましたところ、建設資材の価格高騰や工期設定による影響ではないということが確認できております。  このため、これら2件については、設計内容を見直して再発注の準備を進めており、特段事業への影響は出ておりません。  今後も引き続き、市場価格を反映した予定価格の積算、それから、適正な工期の設定ですね、こういったことを実施するとともに、設計内容についても、十分に精査し入札不調を防いでいきたいと思っております。 42 ◯長沼委員 次、同じく決算審査意見書の76ページです。  4の「「脱炭素社会の実現」に向けた取組の周知について」とございます。下水道事業においても、中島浄化センターに汚泥燃料化施設を整備するなど二酸化炭素排出量削減に向けて積極的に取り組んでいると記載がございます。令和3年度の汚泥燃料化による二酸化炭素の削減量について教えてください。 43 ◯難波浄化センター担当課長 汚泥燃料化による二酸化炭素の削減量についてお答えします。  城北浄化センター、高松浄化センター及び長田浄化センターの3浄化センターで発生しました下水汚泥は、中島浄化センターに集約され、2基の焼却炉で焼却処理をしておりました。平成29年に1基の焼却炉を、下水汚泥から燃料化物を精製する炭化炉へ建て替えを行い、温室効果ガスの削減に取り組んでおります。  令和3年度の汚泥燃料化による二酸化炭素の削減量は、年8,683トンになります。これは、2014年を基準年とした市全体の削減量の約3割に当たります。 44 ◯長沼委員 もう1点、同じく76ページの結びの4です。  随所に広報の重要性について書かれてございますが、例えば、これから環境問題ということを考えていくと、下水のところですと、例えば、マイクロプラスチックの問題等ございます。ヨーロッパでは化粧品とかシャンプーとか、マイクロプラスチックの含まれている化粧品ですとか、そういったものは規制されているように認識しておりますが、これから脱炭素とか海洋汚染を抑えていくためにも、広報の役割というのは非常に重要になってくるのかなと思います。  令和3年度に行った広報活動について、その取組や市民に啓発した内容を教えてください。 45 ◯川口下水道総務課長 令和3年度に行いました広報活動の取組と、その内容についておお答えします。  下水道部では、下水道に対する市民の理解、共感を高める持続的な下水道サービスの確保、下水道の新たな価値を生み出すことを目的に、下水道部広報戦略ワーキンググループを立ち上げまして、下水道を効果的かつ戦略的に広報するための検討を行っております。  令和3年度のワーキンググループでは、市民の皆さんに、生活の中で大切な役割を果たしている下水道の重要性や正しい使い方を知ってもらいたいと考えましたことから、3種類のポスターを制作、掲示いたしました。  1つ目は、下水道が生活排水などの汚水処理及び雨水の排除を行う施設であることを紹介したもの。2つ目は、下水道が整備されることでまちや河川、海がきれいになるなどの効果をもたらすことを紹介したもの。3つ目は、髪の毛、油、熱いお湯など下水道に流してはいけないものと、その対処方法を紹介したものでございます。  掲示場所は静岡庁舎をはじめまして、イトーヨーカドー静岡店やコジマビックカメラ静岡店など26施設に御協力いただきまして、計573枚のポスターを市民の皆さんの目にとまりやすいトイレやエレベーターに掲示いたしました。  他局の職員や市民の皆さんから、ポスターを見たと多数お声がけをいただいたことから、ポスター掲示を通しまして目的を達成できたと考えております。 46 ◯長沼委員 すみません。もう1件お尋ねします。  ポスターを3種類制作して啓発を行ったということですけれども、ちょっと私、今初めて知ったような話でして、油を流しちゃいけないのはかなり有名で、たくさんの方が御存じかなと思いましたけれども、熱いお湯とか髪の毛というのは、これはどういったことでよくないのでしょうか。 47 ◯川口下水道総務課長 熱いお湯と髪の毛につきましては、そのまま家庭から排水口に流してしまうと、詰まりだとか排水口自体を傷めてしまうということもありまして、流してはいけないよというようなことを紹介したものでございます。 48 ◯長島委員 私からも何点かお伺いさせていただきます。  私からは、事務事業総点検表から幾つか質問させていただきます。  まず、事務事業総点検表その3の383ページの32番、料金支払いの利便性の向上について御説明していただいておりますけれども、令和3年度におけるキャッシュレス決済の件数、収納金額、また収納全体に対するキャッシュレス決済の割合を教えてください。 49 ◯森本お客様サービス課長 水道料金及び下水道使用料に関する令和3年度キャッシュレス決済の実績につきましては、口座振替を含めた場合、件数は146万件余、収納金額は169億2,000万円余、収納全体に対するキャッシュレス決済の割合は約75%でございます。また、いわゆるスマホ決済のみの場合ですと、件数は4万件余、収納金額は3億円余、収納全体に対するキャッシュレス決済の割合は約2%でございます。 50 ◯長島委員 ありがとうございます。  次です。  391ページのナンバー43、技術継承の仕組みづくりについてお伺いさせていただきます。  この総点検表の中で御説明してありますけども、通常の水道部の職員と比べて水道技術職員の方にはどういった役割があるのか、教えていただけますか。 51 ◯山内水道総務課長 水道技術職員はどういった役割があるのかという御質問についてですが、水道技術職員については、通常の水道部の職員と同様の職務を基本としながら、水道事業に係る専門的技術の業務、例えば、水道工事の設計、発注、監督、配水管の漏水調査、バルブ操作等、管路の維持管理などの現場の業務を行う役割を担っております。  平成30年4月から採用を始め、現在5名在籍しております。 52 ◯長島委員 ありがとうございます。  次に行きます。  同じく391ページの44番、新たな収入の確保についてお伺いさせていただきます。  この中で活動状況の3)に新たな収入の検討というのがありまして、その中で令和3年度の新たな収入額の目標値が715万円余となっておりますけども、これに対して実績値がゼロとなっております。この状況と課題についてお教えください。 53 ◯山内水道総務課長 新たな収入の確保について実績がゼロでありますが、その状況と課題はどうかという御質問です。  上下水道局庁舎では、令和2年4月1日から庁舎1階の駐車場の貸付けを行っておりました。しかしながら、新型コロナウイルス等の影響により利用者が減少したため、現在、契約解除となっております。その後、2度の入札、令和3年3月、令和4年1月、2度の入札を行っておりますが、どちらも入札不調となったため、実績値がゼロ円となっております。  新型コロナウイルスの影響による駐車利用の減少に伴う駐車料金収入に対し、最低入札価格が高いとの意見が寄せられておりますので、庁舎周辺の駐車場の状況を確認しながら賃貸借要件の見直しを行い、少しでも入札に参加しやすい条件の検討を行って、新たな収入の確保に努めていきたいと考えております。 54 ◯長島委員 ありがとうございます。  次は、393ページのナンバー47、適正な債権管理についてお伺いさせていただきます。  こちらの適正債権管理について活動状況の1)に、水道料金・下水道使用料の使用者に対する現住所等調査というのがあります。この現住所等の調査とは具体的にどのような方法で行っているのか、教えてください。 55 ◯森本お客様サービス課長 現住所調査についてでございますが、各区役所の戸籍住民課に公用請求をさせていただきまして、住民票や戸籍の附票を確認しております。  また、令和2年度からは戸籍住民課の負担を軽減するため、住民基本台帳の閲覧を行っております。これにより調査件数が増加し、調査期間が短くなりました。  なお、債務者が市外に転居した場合は、転出先の自治体に公用照会を行っております。  住民基本台帳の閲覧というのは、電算で、今までは紙ベースで照会していたんですが、今は電算ベースでたたいて見せていただいている状況です。 56 ◯長島委員 大分効率がよくなったということで理解させていただきました。ありがとうございます。  次、395ページのナンバー48、収納率の向上について2点お伺いして、質問は終わりたいと思いますが、この収納率の向上の中に、委託業務の推進というのがございます。市直営で行っている業務というのは具体的にどのような業務なのか、教えてください。また、民間業者に委託している業務は具体的にどのような業務なのか、併せてお教えください。 57 ◯森本お客様サービス課長 水道料金、下水道使用料の委託業務の推進についてでございますが、現年分及び軽易な滞納繰越分を民間業者が担当いたしまして、高額滞納者、悪質滞納者等の徴収業務を職員が担当すると、手分けをすることによって効率のよい滞納整理を実施しています。  市直営で行っている業務は、具体的には納付相談、法的措置としての水道料金に関する支払い督促、下水道使用料に関しては預金等差押えの実施、また支払い督促、差押えを見据えた文書催告、調査の実施が主な業務です。  民間業者に委託している業務は、具体的に、窓口での料金収納、納付催告及び使用者の状況を把握するための文書、電話催告の実施、未納料金の早期回収、滞納発生件数を抑制するため累積2期以上の滞納者に対する給水停止の実施、納期内納付の取組として口座振替の勧奨が主な業務でございます。 58 ◯長島委員 次で最後です。  水道料金、下水道使用料、また受益者負担金の収納業務についても、収納の一連の流れ、督促状の発付とかがあると思いますけども、その流れについて教えていただきたいです。また、初回の督促以降、どの段階で皆さん、料金を納付されるのか、それも併せてお伺いしたいと思います。 59 ◯森本お客様サービス課長 水道料金、下水道使用料の督促の流れについてですが、督促を実施後、催告や給水停止を実施します。それでも納付に至らない滞納者に対しては、水道料金は支払督促を、下水道使用料金は預金等差押えを実施します。  直近の実績では、当初、納期限に納付がなかった方が、金額ベースで全体の4.29%あり、督促状を発送しました。このうち、48.89%が督促状で納付しました。また、累積2期以上の滞納者に対して給水停止を実施しますが、直近の実績では給水停止の予告通知を発送した滞納者の47.8%が給水停止実施までの間に自主納付しております。 60 ◯川口下水道総務課長 下水道事業受益者負担金の督促の流れについてお答えします。  納期限を過ぎても納付がない場合、20日以内に督促を行います。その後、再三催告しても完納に至らない場合は、預金等の財産調査を行いまして、差押えを実施しても、生活が困窮しない滞納者につきましては、差押予告通知を送付し、それでも納付いただけない場合は差押えを実施することになります。納付のタイミングですけれども、直近の実績では、納期限までに納付されなかった方が、金額ベースで全体の36.16%ありまして、このうち36.71%が督促状で自主納付いたしました。また、差押予告通知書を送付した方のうち、納期限までに自主納付があったのは53.3%でございました。
    61 ◯小山委員 志政会、小山でございます。  水道事業について1点、質問させてください。議案集7)、決算審査意見書の56ページです。  結びの項の中の水道料金改定についての表記の中に、「令和6年度からの料金改定についての検討が本格化する」ことになっているという表記があり、ああ、また値上げかというような感覚を持っています。直接的には、この文書の中には値上げとも値下げとも書いていないんですが、内容から推察するに値上げかなという感覚を持っています。そして、それを踏まえてです。「丁寧な情報提供に意を用いるなど、市民に納得してもらえる手順を踏み、」というような表現があるんですが、その市民に納得してもらえるための手順というのは、具体的にどのような方法を考えているのかを教えていただきたいです。お願いします。 62 ◯柴経営企画課長 委員がおっしゃっているとおり、料金改定の時期については、改定、値上げをするのかしないのかというところから、これから議論を本格化させていただくことになります。  料金改定の検討に当たって、市民に納得してもらえるための方法についての御質問ということでお答えさせていただきます。  市民の皆さんの理解を得ていくためには、もちろん維持管理の効率化ですとか、建設コストの縮減を着実に推進することは言うまでもなく、水道事業の現状や課題を市民の皆さんと共有していくこと、これがとても大事ではないかなと考えております。  さきの料金改定後に実施いたしました市民意識調査では、30代から50代の年齢層、いわゆる社会の中核を担う中間層の、料金改定への関心が特に低かったという結果も出ていることから、中長期的な健全経営にこの中間層というのはとても資するという中で、この層に向けた発信を意識して、現在、水道部内の若手職員で構成するワーキンググループが企画するイベントなどを通じて、子育て世代といったところに向けた発信を充実させていきたいと考えております。  その際には、若い世代の発想力や知恵なども柔軟に取り入れつつ、インターネットなどに触れることが少ない方に向けては、対話の機会も今以上に積極的に設けて、一層理解の促進に努めて、我々の持っている課題とか現状といったものを共有していきたいというふうに考えております。 63 ◯安竹委員長 それでは、質疑を打ち切ります。最後に、最初に高木副委員長が質問した答弁の中に、ある施設は令和17年、もう1つの施設は令和13年と、そんな向こうで大丈夫なのかという疑念の言葉がありましたけれども、質問の時間をできるだけ節約しようという心がけの中で、それ以上の質問がなかったんですが、17年までに、13年までにという、これを説明できる資料をぜひ高木副委員長のところへ出すようにお願いしたいと思いますが、できますか。よろしいですか。  私も、同じ気持ちですので。耐用年数の問題とかいろいろあろうかと思いますけど。 64 ◯星野水道技術担当部長 先ほどの質問の続きとしてお答えさせていただきます。  中長期更新計画の中では、令和のかなり後半というイメージで説明させていただきましたが、用地を取得しながらやっていくということで計画を立ててございます。  厳密な工程がまだできていないものですから、資料として提出するのはちょっとお待ちいただければと思います。 65 ◯安竹委員長 そうですか。高木副委員長、よろしいですか。 66 ◯高木委員 はい。 67 ◯安竹委員長 分かりました。  それでは、質疑を打ち切ります。  次に、要望・意見、討論に移ります。  発言の際は、議案に対する賛否も併せてお願いいたします。  要望・意見、討論がありましたらどうぞ。 68 ◯高木委員 自民党でございます。  認定第17号、第18号、議案第145号、第146号について賛成いたします。  意見・要望でございます。  今、委員長もるる言っていただいたんですけども、今回の災害において市民の願いは、次が来ても大丈夫にしてくれよと、次もこういう雨が降っても大丈夫だよねというぐらいの整備をしてほしいというのが市民の願いです。  それに対して、17年以降ですよとか、同じような雨が降れば詰まりますというんじゃ、これ全然市民に対して期待に沿っていないし、寄り添っていないというふうに思わざるを得ないです。やっぱり何か、いろいろな対策を練って市民の気持ちに沿うような形の整備計画をつくるとしていただきたいなと思っております。  続きまして、雨水総合排水計画につきましても、基本的には同じようなことです。10年以上たたないとその地域は整備しませんとかね。再検討すると言っていただきましたけれども、具体的な内容はまだ分からないという中で、例えばの話ですけれども、今回、横砂地区で見ますと、庵原川の河床が例年より上がっていたとか、橋の橋脚に倒木等の瓦礫が堆積して流れを邪魔して水があふれ出した等の話もあります。ということは、浸水対策とはまた趣旨の違う対策が必要かなと考えるところであります。浸水の原因を細かく分析して丁寧な対応がなされるようお願いしたいなと思っております。  最後になりましたけど、高橋ポンプ場の件につきましては、大雨に対してポンプ場が機能することを住民は求めております。雨が降り過ぎて止まってしまって水害になりましたよ、じゃとても納得できないですよね。この辺を何とかですね、県との話もあるでしょうけれども、これもやっぱり住民に寄り添った対策を柔軟に考えていただきたいなと思っております。 69 ◯長沼委員 創生静岡です。  認定第17号、認定第18号、議案第145号、議案第146号、いずれも賛成です。  意見・要望、討論です。  まず、今回、台風15号に伴う災害、水害ですね、それに伴って、かなり市民に御不便をおかけすることになってしまいました。地球の温暖化と大雨の激甚化ということが今、非常に言われております。20世紀には50年に1回の水害だったものが、降雨水量、短時間の降水量が21世紀、今世紀の後半には50年間に47回だとか、毎年のように発生するんだとか、そういうことが言われています。現時点、21世紀の前半でも、もう3倍程度の頻度になっている。今回も七夕豪雨に匹敵するような豪雨が、当たり前のように発生してしまったというような状況です。  そうした中で、上下水道全体の老朽化も非常に進んできております。設備、非常に古くなってきております。いろいろなことを考えていかなきゃいけないというように考えます。また、そういった非常に厳しい状況の中で、資材価格の高騰というさらに厳しい状況が今、生じております。  そうした中で、要望としては、県や国に対して特に今、この災害対策というところでいろいろな要望が挙げられることができるのかなと考えます。私も会派を通して、そして所属する政党を通して、県や国にどんどん積極的に要望を上げていきたいと思っておりますので、今、何が必要なのかを少し考えていただいて、御意見とかを、私たちにもいただけたらなと思っております。  各項目への要望でございますが、有収率の低下でございます。これも老朽化の進行と聞いております。ただこれ、事前の打合せの中で少しお聞きしたんですけれども、かなり新しい技術、例えば衛星の活用であるとか、そういったこともあるとお聞きしております。水道管を更新していくのも大事ですけれども、効果的に漏水箇所を見つけていくとか、あるいは長寿命化のために何かできることの工夫も、できることはやっていったらいいと思いますので、そういったことはどんどん積極的に取り組んでいただきたいなと思います。  下水道についてです。海洋や河川の持続可能性ということも、今、非常に大きな問題になってきていると思います。下水道はごみ箱ではないと、何でもかんでも流していいというものではないということを、もっとしっかりと市民にも知っていただいて、この21世紀、これから非常に苦しくなってくる、厳しくなってくるという時代で、持続可能な下水道と持続可能な環境ということをもっと積極的に下水道部としても発信していただきたいと要望申し上げます。 70 ◯長島委員 公明党です。  今回上程されております認定第17号、第18号、また議案第145号、第146号、全てに賛成します。  質問した中から意見・要望を述べさせていただきます。  まず、料金支払いの利便性向上についてですが、利用者にとって支払い方法が様々あるということは安定的な収納につながるものだと思いますので、良い傾向だと思います。  クレジットカード決済の導入も今後、令和6年度ですかね、導入される予定だと聞いておりますが、ほかの自治体と比べると少し導入が遅れているのかなという印象を持ちました。  収納率が99%台ですので、これ以上また上げるというのはなかなか難しいと思いますが、今後は高い収納率が継続できるよう取り組んでいただきたいと思います。  次に、技術継承の仕組みづくりについてですけれども、行政の職員は、どうしても異動が絡んできますので、引継ぎがきちんとできているかどうかが重要になってきます。専門の知識を持った、いわゆるスペシャリストである水道技術者がいることによって、そういった課題が少しでも解決できるのではないかと期待しているところであります。安定して事業を進める上でも、今後、積極的に採用していただければと思います。 71 ◯小山委員 志政会でございます。  認定第17号、第18号、議案第145号、第146号に賛成いたします。  意見・要望は2点お願いします。  まず1点目は、質問させていただいた、市民に納得してもらえる手順の発信のことですけれども、先ほど答弁いただいた中では、子育て世代に向けてということがありましたけれども、さらには、私たちが考えるには高齢者といいますかね、ネット環境もなかなか使いこなせないような方々、そして年金で生活をしているような経済弱者といいますか、そういった方々にも納得できるような方法を再度考えていただきたいなと思います。これが1点です。  2点目は、先ほど高木委員からも話がありましたけれども、承元寺取水口の対策については、計画ですと令和17年度からということです。それは取水口本体だとして、これは素人の単純な発想ですけども、対策できることとしては、今の取水口の前に、何というんですかね、頑丈なネットをもう1枚置くとかができるんじゃないかなと。これは次年度の予算、もっと言うと次の補正予算でもいけるんじゃないかなというような発想をしております。ぜひとも、次に大きな雨が来たときも、同じようにならないための緊急の対応策を講じていただければと。お願いしたいと思っています。 72 ◯安竹委員長 それでは、要望・意見、討論を打ち切ります。  これより採決を行います。  特に反対の討論はありませんでしたので、簡易採決にてお諮りいたします。  まず、議案第145号及び議案第146号の2件は、可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 73 ◯安竹委員長 御異議なしと認め、議案第145号外1件は可決すべきものと決定いたしました。  次に、認定第17号及び認定第18号の2件は、認定することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 74 ◯安竹委員長 御異議なしと認め、認定第17号外1件は認定すべきものと決定いたしました。  以上で決算及び決算関係議案審査を終了いたします。  残る議案審査に関係のない説明員は退席していただいて結構です。             〔当局退席〕      ────────────────────────────── 75 ◯安竹委員長 次に、議案審査に入ります。  議案第115号及び議案第136号の2件を一括議題といたします。  審査の順序としましては、全ての議案について当局から説明を聞いた後、質疑に入ります。その後、要望・意見、討論を述べていただき、採決を行います。  それでは、当局からの説明をお願いいたします。             〔当局説明〕 76 ◯安竹委員長 ただいまの説明に対し、質疑に入ります。質疑ありませんか。             〔「ありません」〕 77 ◯安竹委員長 ないようですので、質疑を打ち切ります。  次に、要望・意見、討論に移ります。  発言の際は、議案に対する賛否も併せてお願いいたします。  要望・意見、討論がありましたらどうぞ。 78 ◯高木委員 自民党です。  議案第115号並びに議案第136号について賛成いたします。  意見・要望、特にありません。 79 ◯長沼委員 創生静岡です。  議案第115号、議案第136号は、いずれも賛成です。  要望・意見、討論はございません。 80 ◯長島委員 公明党です。  議案第115号、第136号、いずれも賛成いたします。  要望・意見は特にございません。 81 ◯小山委員 志政会です。  議案第115号、第136号に賛成します。  要望・意見、特にございません。 82 ◯安竹委員長 要望・意見、討論を打ち切り、これより採決を行います。  特に反対の討論はありませんでしたので、議案第115号及び第136号を一括して簡易採決にてお諮りいたします。  議案第115号外1件は可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 83 ◯安竹委員長 御異議なしと認め、議案第115号外1件は可決するべきものと決定いたしました。  以上で議案審査を終了します。  次の報告事項に関係のない説明員皆さんは退席していただいて結構です。             〔当局退席〕      ────────────────────────────── 84 ◯安竹委員長 次に、報告事項に移ります。  債権の放棄に関する報告について、一括して報告を聞くことといたします。  順次、当局から説明をお願いいたします。 85 ◯森本お客様サービス課長 静岡市債権の管理に関する条例に基づき、令和3年度に債権放棄しました水道料金に関する報告をいたします。  放棄理由別に3件ございます。  まず、1枚目ですが、条例第7条第1号に基づく破産等により債権放棄した案件でございます。  表の2段目を御覧ください。  放棄した債権の額は3万2,100円です。
     その下、人数及び件数は2人、8件です。  本案件については、免責の事実関係において免責許可決定通知書にて確認した上で債権放棄しております。  次に、2枚目を御覧ください。  条例第7条第4号に基づく徴収停止をした後、債権放棄した案件でございます。  表の2段目を御覧ください。  放棄した債権の額は798万2,230円です。  その下、人数及び件数は774人、3,025件です。  本案件は、地方自治法施行令第171条の5の規定による徴収停止の措置を取った後、相当の期間を経過し、債務が履行される見込みがないため、債権を放棄したものでございます。  債権管理の経過としましては、表の下段に記載のとおりです。  まずは、地方自治法施行令第171条の5第2号に該当します521人につきましては、債務者の所在が不明であり、折衝不能のため、または債務者が死亡し、相続人にあっては相続放棄もしくは死亡しているため、徴収停止の措置を取りました。  債務者の所在及び関係人の死亡は、各区役所の戸籍住民課に公用照会し、相続放棄は家庭裁判所発出の公文書でその事実を確認しました。  次に、地方自治法施行令第171条の5第3号に該当します253人につきましては、債権額が少額で取立てに要する費用に満たないため、徴収停止の措置を取りました。  次に、3枚目を御覧ください。  条例第7条第5号に基づく消滅時効経過により債権放棄した案件です。  表の2段目、放棄した債権の額は672万5,981円です。  その下、人数及び件数は1,596人、3,384件です。  本案件は、消滅時効の期間2年を経過し、居所不明等により債権回収の見込みがないため、債権放棄したものでございます。  時効期間が経過した理由としましては、滞納整理事務を継続して行うも折衝機会が得られず、時効援用の意思を確認することが困難であったことによるものです。 86 ◯大石下水道維持課長 それでは、静岡市債権の管理に関する条例に基づき、令和3年度に債権放棄いたしました契約解除に伴う損害金に関する報告をいたします。  本案件は、条例第7条第3項に基づく債権者が無資力、またはこれに近い状態にあり、資力の回復が困難で、その債務の履行が見込めないと認められたことにより債権放棄した案件でございます。  具体的には、平成31年度にマンホール蓋80枚を購入する契約において、相手先が破産したことによるものでございます。  それでは、表の2段目を御覧ください。  放棄した債権の額は22万1,530円でございます。  その下、人数及び件数は1人、1件でございます。  本案件については、地方自治法施行令第171条の4の規定により、債権の届出等の手続を行ってもなお債権の回収が見込めないために債権を放棄しております。 87 ◯安竹委員長 ただいまの報告に対して、質疑はありませんか。             〔「ありません」〕 88 ◯安竹委員長 ないようですので、質疑等を打ち切ります。  報告事項は以上でございます。  どうぞ、追加があります。 89 ◯大石下水道維持課長 すみません。先ほど説明させていただいた放棄した債権の額でございますけれども、表にあるとおり22万1,184円が正しいということでございます。おわびして訂正させていただきます。失礼します。 90 ◯安竹委員長 報告事項は以上です。  最後に、委員皆さんに報告いたします。  8月8日から10日までの日程で予定していた管外視察につきましては、新型コロナウイルス感染拡大により見送ることといたしましたが、派遣取消しの手続は委員長において行いましたので、御承知おきください。      ────────────────────────────── 91 ◯安竹委員長 本日の日程は全て終了いたしました。  これをもちまして企業消防委員会を散会いたします。                 午後0時4分散会      ────────────────────────────── 企業消防委員長  安竹 信男 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...